2026/08/26
IKEA長久手マーケットマネジャーとめぐる
「スウェーデン絵画」展
絵の中に北欧の豊かな暮らし 愛知県美術館
愛知県美術館では、2026年10月4日(日)まで 「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」を開催中です。本展は、近年世界的に注目を集める北欧美術の中でも、スウェーデンの絵画に特化した日本初の展覧会です。19世紀末から20世紀初頭にかけて描かれた約80点の絵画には、北欧特有の風景や暮らしが数多く見られます。スウェーデンと聞いて、何を思い浮かべますか。北欧デザインやイケア、白夜、オーロラ——。そんなイメージはあっても、「スウェーデンらしさとは?」を語ることは難しいかもしれません。
今回の展覧会レポートは、スウェーデン発祥の世界最大規模のホームファニッシングストア「IKEA長久手」マーケットマネジャーの蒔田陽子さんをゲストにお迎えしました。ガイドを務めるのは、本展覧会を担当した白鞘南海学芸員です。スウェーデンへ何度も足を運び、現地で暮らす人々とも交流を重ねてきた蒔田さん。「この景色、今も変わらないんです」「友人の家もまさにこんな雰囲気ですよ」。作品を前に語られる言葉からは、100年以上前に描かれた絵画と、現代のスウェーデンが自然につながっていきます。
二人と一緒にスウェーデンを旅するように、展示室をめぐりましょう。
ゲスト:「IKEA長久手」マーケットマネジャーの蒔田陽子さん

蒔田陽子
Yoko Makita
大阪府出身。2002年にイケアへ入社し、日本における直営店のオープンプロジェクトに初期段階から携わる。店舗およびサービスオフィスで売り場責任者や営業部門のマネジメント職を歴任。2019年よりマーケットマネジャーとして店舗運営を担い、2021年からは「IKEA長久手」のマーケットマネジャーを務める。入社以来、スウェーデンを10数回訪れ、現地の文化や価値観に触れてきた。イケアの企業文化やスウェーデンのライフスタイルから多くの影響を受け、その考え方を自身の暮らしにも取り入れている。現在は地域に寄り添った店舗運営を通じて、より良い暮らしづくりに取り組んでいる。
- 目次 -
「スウェーデン絵画」展の第一印象は?
「“すごくスウェーデンらしい”ということでした」(蒔田)


白鞘 今回は、異業種のゲストの方と一緒に展覧会をめぐる企画です。私たち学芸員はどうしても美術史や歴史の視点で作品を見てしまいますが、違う視点から教えていただくことも多くあります。読者のみなさんにも、新しい視点で「スウェーデン絵画」展を楽しんでいただけたらうれしいです。ところで、イケアのコワーカーのみなさんは、スウェーデンの文化について学ぶ研修があるとうかがいました。その中で、カール・ラーションの絵も使われるそうですね。
蒔田 はい。新入社員研修で学びます。私もイケアで働くようになって、スウェーデンのインテリアデザイナーたちからラーションの名前を聞いて知りました。「自分たちの生活に根付いた、象徴的な存在」として親しまれていると聞いてます。デザイナーから直接聞いたわけではありませんが、ラーションの絵からインスパイアされてデザインされたものも、たくさんあるのではないでしょうか。絵を見ていても、イケアの商品と似ているなと思うものが結構あります。
白鞘 展示室の出口には、イケアの家具を使ったフォトスポットもあります。赤い椅子は、ラーションの自宅のダイニングルームにある椅子と、とてもよく似ていますよね。
蒔田 そうですね。私自身、美術に詳しいわけではないのですが、展覧会を拝見して最初に思ったのが、「すごくスウェーデンらしい」ということでした。私は仕事でスウェーデンへ出張する機会が多く、世界の中でも一番訪れている国です。現地には友人もいますし、絵の中の風景や部屋の雰囲気を見ていると、「そうそう、こんな感じ」と思う場面がたくさんありました。100年以上前に描かれた作品なのに、特に自然の風景は今もあまり変わっていない印象です。言葉にするのは難しいのですが、「あぁ、スウェーデンだな」と感じました。おうちの中も、赤や青などのカラフルな色を取り入れていて、テキスタイルを使ったり、お花を飾ったり、本当にかわいらしい雰囲気なんです。絵を見たときに、今のスウェーデンの暮らしと通じるものがあると思いました。
白鞘 私も5月に初めてスウェーデンを訪れたのですが、白樺の木や湖の風景を見たときに、「あぁ、これだ!」とピンとくるものがありました。今日は、スウェーデンをよくご存じの蒔田さんが、作品をご覧になって感じられたことを、ぜひ自由にお話しいただけたらと思います。
妖精が暮らす森から湖畔まで、
今も変わらない、スウェーデンの自然と暮らし

ニルス・ブロメール《草原の妖精たち》1850年 スウェーデン国立美術館蔵
白鞘 第1章「スウェーデン近代絵画の夜明け」でまず目を引くのが、ニルス・ブロメールの《草原の妖精たち》です。北欧に古くからその存在が伝わる妖精が、地平線が赤く染まる時間帯に、輪になって踊っています。背景には騎士がいますが、妖精たちを見ても驚いた様子はありません。ドイツやフランスのロマン主義の影響を受け、自然を細密に描きながら幻想的な世界を表現しています。北欧の風景を描きながらも、海外からの影響を受けている、この時代らしい作品です。
蒔田 妖精もかわいいですし、光の透明感も本当にきれいです。背景の風景も、電車の車窓から眺めるスウェーデンそのものという印象ですね。大きな山があるわけではなく、なだらかな起伏がずっと続いているんです。どの季節を描いているのかはわかりませんが、スウェーデンは緯度が高く空気が澄んでいるので、夕日も本当にきれいなんです。その景色を思い出しました。壮大で、いい絵ですね。

マルクス・ラーション《荒れ狂うボーヒュースレーンの海》1857年 スウェーデン国立美術館蔵
白鞘 マルクス・ラーションの《荒れ狂うボーヒュースレーンの海》は、自然への畏怖を感じさせる作品です。ラーションが熱心に学んだドイツのデュッセルドルフ派は、細密な自然描写と崇高な風景表現を得意としており、スウェーデンでも人気の高い作風でした。この作品では、難破船から避難した人々が岩場にたどり着き、自然に翻弄されるちっぽけな人間の姿が描かれています。
蒔田 以前トレーニングの一環で、スウェーデンの自然の中をハイキングしたことがあるんです。その日は天気もあまり良くなくて、波はとても荒く、自然の怖さを肌で感じました。この作品を見て、もしかしたらあのときの場所かもしれないと思い、「ボーヒュースレーンってどこだろう」と調べてみたんですが、私が訪れた場所はもう少し南でした。
この作品は、これだけ波が高かったら本来は真っ暗な海になるはずなのに、光が差し込んでいるんですね。何か意味があるのかなと思いました。命の恐怖を感じるような自然が描かれている一方で、希望のようなものも感じられる、面白い絵だなと思います。

エードヴァッド・バリ《夏の風景》1873年 スウェーデン国立美術館蔵
白鞘 自然への畏れを描いた作品がある一方で、今回の展覧会では、人々が自然とともに暮らす様子を描いた作品も多く登場します。
蒔田 スウェーデンでは、夏になると、みんなボートに乗って湖へ出かけます。ボートを持っている人も多いですし、「サマーハウス」といって、自宅とは別に湖畔や森の近くに別荘を持っている人もたくさんいます。冬が長い国だからこそ、短い夏を思い切り楽しもうという文化があるんですね。サマーハウスで家族や友人とゆっくり過ごす時間を、とても大切にしています。本当にうらやましい暮らしです。
白鞘 北欧は夏が短いですよね。でも、その分、景色も光も本当に美しい。太陽の光が自然を照らす様子も、とても印象的です。
蒔田 普通の暮らしのすぐそばに自然があるんです。湖畔のサウナに入ったり、外でピクニックや食事をしたりするのが大好きな人たちなんですよ。ミッドサマー(夏至祭)では、外で食事をして、みんなで踊って、お酒を飲んで、そのまま湖へ飛び込む、なんて話もよく聞きます(笑)。ストックホルムやマルメのような大都市でも、少し足を延ばせば一面の緑が広がっています。
白鞘 今回、作品を貸し出してくださったスウェーデン国立美術館のコンサバター(保存修復担当)の方も、同じことをおっしゃっていました。都会と自然の距離がとても近い、と。
蒔田 本当にそうですね。スウェーデンでは、森はみんなが享受できる共有の財産という認識が浸透しています。気軽にハイキングへ出かけたり、雪が解けるとキノコ採りに行ったり、春にはベリーを摘みに森へ入ったり。その様子をSNSでもよく見かけます。仕事をするときはしっかり働いて、休むときは自然の中で思い切り楽しむ。日本でも「ワークライフバランス」という言葉をよく耳にしますが、スウェーデンの人たちはそのメリハリがとても上手だなと感じます。

暮らしを描いた画家、カール・ラーション
「時間や生活が豊かだなと思います」(蒔田)

展示風景

カール・ラーション《手紙書き》1912年 スウェーデン国立美術館蔵
第4章「日常のかがやき――“スウェーデンらしい”暮らしのなかで」では、スウェーデンを代表する画家、カール・ラーションの作品を中心に、蒔田さんにスウェーデンの暮らしについていろいろお聞きしたいと思います。この絵の中に描かれているのは、妻のカーリンの書斎です。窓際に置かれた特徴的なかたちの緑の鉢植え棚は、カーリンがデザインしました。実際に販売もされたようですが、デザイン性と実用性を兼ね備えた家具として高く評価されています。緑の植物と赤い壁のコントラストも美しいです。このようなものはご存じですか?
蒔田 見たことがあります。イケアにもプラントスタンドがあって、植物の高さを変えながら楽しめるようなデザインになっています。コンセプトがすごく近いなと思いながら見ていました。それと、スウェーデンの家って意外とカーテンをしないんですよ。テキスタイルはさまざまな用途で使いますが、カーテンをきちんと閉めているおうちは、私はあまり見たことがありません。冬は日照時間が短いので、大きな窓から少しでも光を取り込もうとしているんだと思います。照明の使い方もとても上手です。日本のようにシーリングライトひとつで部屋全体を明るくするのではなく、フロアランプやテーブルランプをいくつも置いて、必要な場所だけをやさしく照らしています。外から見ると全部は見えないけれど、窓から灯りがふんわり見える。その雰囲気まで含めて、すごく素敵にデザインされているなと感じます。冬に北欧へ行くと、みなさんが窓辺にクリスマスの飾りをするので、住宅街を歩くだけでも本当にかわいいんですよ。こういう絵を見ていると、伝統や文化が今のライフスタイルにも息づいているんだなと感じます。
白鞘 なるほど。少しでも光を取り入れようとしているんですね。私もカール・ラーションの家を訪れたとき、どの部屋にも大きな窓があったことを覚えています。ランプも本当にたくさん置かれていました。

カール・ラーション《アトリエ(『ある住まい』より)》1894-1899年 スウェーデン国立美術館蔵
白鞘 こちらの作品は、カール・ラーションの画集『ある住まい』に収録された水彩画の一枚で、ラーション一家の住まい「リッラ・ヒットネース」に1890年の夏に増設されたアトリエを描いています。
ここで、スウェーデンの暮らしにまつわる本を一冊ご紹介させてください。スウェーデンの思想家エレン・ケイが『Skönhet för alla(英題:Beauty for All、邦題:美しさをすべての人に)』という本を書いています。そこで語られているのは、「審美眼を大切にしましょう」という考え方です。幼い頃から心地よいと感じてきたものや、自分の目を楽しませてくれるものを暮らしの中に取り入れる。それは貧しいか豊かかは関係なく誰にでもできることだ、と。その思想は、今のスウェーデンにも受け継がれているように感じます。
蒔田 いつも思うんですが、日本は「全部しまって、すっきり暮らしたい」という考え方が強いですよね。でも、普段の暮らしって、本当はいろいろなものがあるのが自然じゃないですか。スウェーデンでは、例えば本が置いてあっても、それも上手にインテリアの一部になっている気がします。隠すというより、自分の好きなものを見たいし、見せたい、という感覚なんですよね。天井や壁の上の方にも装飾があって、棚を付けて好きなものを飾ったり、自分の好きなものに囲まれて暮らしているのがよく伝わってきます。豪華というわけではありませんが、生活が豊かだなと思います。自分たちが心地よいことを大切にしていて、違う意味でのリッチさを感じます。そして、お花を飾る人が本当に多いんです。森へ行って、咲いている花を摘んできて飾ることもあります。テキスタイルも北欧デザインも、葉っぱや花など、自然をモチーフにした柄が本当に多いんです。

白鞘 テーブルに大きな花瓶が置かれ、画材箱なども、そのまま見せる収納になっていますよね。画家としての誇りのようなものも感じます。自然がインスピレーションの源になっているのは、スウェーデンの陶磁器デザイナー、スティグ・リンドベリの白樺の葉をモチーフにしたデザインもそうですね。名古屋市美術館で開催中の「スウェーデン・テキスタイル展」にも、自然をモチーフとしたテキスタイルが多数展示されていました。

(左より)エルサ・バックルンド゠セルスィング《コーヒー・タイム》1916年頃 スウェーデン国立美術館蔵、ファンニ・ブラーテ《陽光》1898年 スウェーデン国立美術館蔵
白鞘 《コーヒー・タイム》は、スウェーデンの人たちが愛する「フィーカ」の場面ですね。
蒔田 本当にこの絵のように、「フィーカしよう」とクッキーやシナモンロールを食べながら、コーヒーを飲む習慣がスウェーデンにはあります。私が聞いた話では、会社でも10時と15時にフィーカの時間があって、カフェにクッキーが用意されているんです。その時間になると、みんなが集まってコーヒーを飲みながら話をする。一見雑談のようですが、真面目な会社のプロジェクトの話をしていたり、人とのつながりが生まれたりする、とても大切な時間なんですね。時間の使い方が本当に上手だなと思います。友人の家へ遊びに行っても、食卓だけではなく、キッチンカウンターでお酒を飲みながら話をしていることが多いですね。

カール・ラーション《カードゲームの支度》1901年 スウェーデン国立美術館蔵
白鞘 《カードゲームの支度》は、冬の夜を描いています。奥の部屋では、大人たちがヴィーラというカードゲームを楽しむところで、妻のカーリンがお酒の準備をしています。子どもたちはこれからお茶の時間。厳しい寒さの冬でも、家の中で楽しく過ごそうという、スウェーデンらしい暮らしが描かれているんです。
蒔田 奥の部屋は、キャンドルの使い方も印象的ですね。日本は地震が多いので少し緊張感がありますが、スウェーデンでは今でも家庭でスティックキャンドルをたくさん使っています。イケアでも扱っていますし、スーパーマーケットでも束になって売られていて、日用品なんです。部屋が暗いからということもあると思いますが、灯りに温かみが出ますよね。壁の色や赤い家具、木の床も、空間全体の雰囲気づくりに一役買っています。


(左より)アンデシュ・ソーン《音楽を奏でる家族》1905年 スウェーデン国立美術館蔵、アンデシュ・ソーン《編み物をするダーラナの少女コール゠マルギット》1901年 スウェーデン国立美術館蔵
白鞘 アンデシュ・ソーンの作品です。当時カール・ラーションと並んで人気のあった画家で、「スウェーデン画家のABC」と呼ばれる三人がいました。Aがアンデシュ・ソーン、Bがブリューノ・リリエフォッシュ、そしてCがカール・ラーションです。
蒔田 スウェーデンの絵画に特化した日本初の展覧会というだけあって、スウェーデンの画家の作品を、これだけまとめて見られる機会はなかなかありません。しかも、絵を通してスウェーデンの暮らしや生活スタイルまで感じられるので、いろいろな方に見ていただけたらうれしいですね。
白鞘 アンデシュ・ソーンは、もともとは肖像画家でしたが、スウェーデンならではの伝統的な暮らしや文化にも目を向け、多くの作品を残しました。
蒔田 富を築いたから豪華な家具を並べる、ということではなく、本当に日々の暮らしが垣間見えるところが魅力ですね。
光と静けさが織りなす、「スウェーデンらしい風景」


オーロフ・アルボレーリウス《ヴェストマンランド地方、エンゲルスバリの湖畔の眺め》1893年 スウェーデン国立美術館蔵

白鞘 では、最後に第6章「自然とともに——新たなスウェーデン絵画の創造」で、自然を描いた作品をご覧ください。アルボレーリウスはエードヴァッド・バリに学び、穏やかで写実的な画法によってスウェーデンの風景を描きました。ヴェストマンランド地方は、スウェーデン中部に位置し、豊かな森が広がるエリアです。「最もスウェーデンらしい絵画」として人々に愛されてきました。
蒔田 湖と森林に、ボートがあって、今もあまり変わらない風景ですよね。少し暗い印象があります。
白鞘 そうですね。湖畔の周辺が大きく整備されたり、この近くに家が建ち並んだりすることもなく、今もスウェーデンの各地にはこのような景色が残っています。実は、この頃になって初めて、こうした風景が「スウェーデンらしい風景」として、価値を見出されるようになりました。それまでは、「私たちの国には描くべきものがない」と考えられていたんです。画家たちはフランスで絵を学び、異国の風土に触れたことで、「やはりスウェーデンならではの絵画を描こう」と考えるようになります。そして、スウェーデンの風景や静けさ、人々の暮らしそのものを題材に描くようになっていきました。
蒔田 日本にはない風景ですよね。木も違うし、湖の雰囲気も違う。「どこがスウェーデンらしいのか」と言葉で説明するのは難しいんですけど、人工的なものをあまりつくらず、そのままの自然を大切にしている感じが伝わってきます。
白鞘 スウェーデンへ行くと、こういう景色をたくさん見ることができて、本当に心が癒やされますよね。
蒔田 そうですね。寒い日でも、お天気が良いと、フィーカの時間に友だちがコーヒーとクッキーを持ってきて、「外で食べよう」と言うんですよ。

カール・ノードシュトゥルム《スカンセンから見たストックホルムの眺め》1889年 スウェーデン国立美術館蔵
白鞘 この作品は印象派の影響も受けています。印象派は補色を使って光をより美しく見せる表現を得意としていて、この作品もピンクや青など、さまざまな色を重ねながら光を描いています。 影が長く伸びていたり、雲の表情にも秋らしさが感じられたりして、本当に色彩が美しい作品ですね。
蒔田 実際に見た景色を思い出します。

ニルス・クルーゲル《夜の訪れ》1904年 スウェーデン国立美術館蔵
白鞘 こちらは白夜の風景です。青い光の中に月が浮かび上がっていて、とても静けさを感じさせる作品ですね。蒔田さんは白夜をご覧になったことはありますか?
蒔田 真夏のスウェーデンに行ったことはないので、まだ体験していないんです。5月から6月頃に少し体験したくらいですね。 日本では考えられない感覚で、お日さまが沈まない。でも、沈んでもなんとなく明るい。不思議な時間が流れているように感じました。
白鞘 私たちにとっては、まるで別世界のようです。今回の展覧会のメインビジュアルとなっている作品、カール・ノードシュトゥルムの《テューン島のホーガ盆地》もご覧ください。

カール・ノードシュトゥルム《テューン島のホーガ盆地》1897年 スウェーデン国立美術館蔵
鑑賞を終えて
白鞘 今日は、いろいろなお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。
蒔田 こちらこそ、ありがとうございました。私は自分の友だちの家や、自分が経験したことをお話しできて、とても楽しかったです。 普段美術館へ行くと、「なるほど、こうなんだ」と見て終わってしまうことが多いんですが、今日は丁寧に解説していただいて、本当に貴重な機会でした。絵の細かいところまで、「こういうところを見るんだ」ということをたくさん勉強させていただきました。 ありがとうございました。

白鞘 それでは最後に、イケアのフォトスポットで記念撮影をしましょう。カール・ラーションの名画《カードゲームの支度》に描かれたダイニングルームを、イケアの家具で再現していただきました。背景には、絵画に登場するラーション一家の住まい「リッラ・ヒットネース」のダイニングルームの写真を添えています。

蒔田 実際に、「IKEA長久手」の店舗でご購入いただける商品もあります。こちらの白い花瓶、食品衛生法に基づく加工が施されているので、ミルクピッチャーとしても使えるんですよ。
2026年7月9日(木)〜10月4日(日)
スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき
場所/愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
時間/10:00~17:00※金曜~20:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日/月曜日、7月21日(火)、9月24日(木)(※ただし7月20日[月・祝]、8月10日[月]、9月21日[月・祝]は開館)
料金/ 一般2,000(1,800)円、大学生1,200(1,000)円、高校生700(500)円、中学生以下無料
※( )内は前売券および20名以上の団体料金です。
※本展会期中に限りコレクション展もご覧になれます。
こちらもCHECK
愛知県美術館では、「2026年度第2期コレクション展」を同時開催。入場無料のプラスキューブでは、「スウェーデン絵画」展の関連展示「一方その頃日本では…」を実施しています。アートライブラリー(一時休館中)が所蔵している美術雑誌を通して、スウェーデン美術が日本でどのように紹介されていたのかについて、スウェーデン絵画の黄金時代と同時期にあたる明治末から大正初期を中心に特集します。
鑑賞のあとは、 ショップにもお立ち寄りください。「スウェーデン絵画」展の特設ショップには、展覧会限定のオリジナルアイテムが盛りだくさん。愛知県美術館 ミュージアムショップにも、スウェーデンにちなんだ品々を中心に、毎日使いたくなるおしゃれなアイテムが幅広く揃っています。

「スウェーデン絵画」展 特設ショップ

愛知県美術館 ミュージアムショップ
「AACタイム」では「暮らしに北欧の彩りを♪「スウェーデン絵画」展 名古屋のお土産 愛知県美術館 ミュージアムショップ」の記事も公開中です。合わせてチェックしてみてください。
Special thanks!!
IKEA長久手
場所/愛知県長久手市神門前502
電話番号/ 050-4560-0494(カスタマーサポートセンター)
INFORMATION
カール・ラーションの描いた家での暮らしをイケアの家具・インテリア雑貨で体験! 2026年10月4日(日)まで愛知県美術館で開催中の「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」に、イケアの家具を用いたフォトスポットが登場しています。フォトスポットでは、イケア創業の地、スウェーデンの国民的画家、カール・ラーションが描いた色彩豊かな日常の一場面を思わせる温かい空間の中で、絵画の世界に触れるひとときをお楽しみいただけます。絵画の元となった現地のダイニングルームの写真を背景に、展覧会の思い出をぜひシェアしてください。

Web https://www.ikea.com/jp/ja/
Instagram @ikea_nagakute
撮影・取材・文/村瀬実希(MAISONETTE Inc.)
※ 掲載内容は2026年8月26日(水)現在のものです。









