2026/03/20
2026年アニバーサリー芸術家の関連書籍3選!
アートライブラリー スタッフのオススメ
愛知芸術文化センター1階にあるアート専門の図書館、アートライブラリーをご存じですか?美術・音楽・演劇などの芸術に関する図書や、展覧会カタログ・楽譜・雑誌などの文献資料のほか、クラシック音楽を中心としたCDや映像資料なども広範囲に収集しています。一般の方にご利用いただけるよう、すべての資料を公開し、一部(図書・楽譜)は貸出もOKです。
※CD・レコードの館外貸出は行っておりません。

検索サービスで資料を探すことができます。原則として、新着資料などのデータを毎月更新。
「アート初心者から愛好者や専門家まで世代を問わず、もっとたくさんの人たちにアートライブラリーのことを知っていただき、もっと気軽にアートを楽しんでほしい」という思いを込めて、季節やテーマに合わせたオススメをご紹介する人気シリーズ。
2026年は昭和100年やウルトラシリーズ60周年などアニバーサリーが盛りだくさん!芸術の分野でも、26年は、W. A. モーツァルト生誕270年、クロード・モネ没後100年など、アニバーサリーが多く、関連するコンサートや企画展が多く予定されています。
今回は、26年にアニバーサリーを迎える芸術家に関する、アートライブラリーに所蔵のある資料の中から、オススメの3作をご紹介します!
2026年アニバーサリー芸術家の関連書籍3選
- 目次 -
1 『もっと知りたいガウディ 生涯と作品(アート・ビギナーズ・コレクション)』 【書籍】
(入江正之/著、東京美術、2014.7)

1つ目は、代表作《サグラダ・ファミリア贖罪聖堂》で知られる、スペインの建築家・アントニ・ガウディ(本名:アントニ・ガウディ・イ・クルネット)の主要作品を紹介した書籍。本書籍は、バルセロナやその近郊に点在するガウディの代表作品17作を紹介しながら、年代に沿って全3章で解説し、ガウディの生涯と作品をたどるものです。各解説には、作品名や建設年、施主、建設地といった基本情報のほか、立面図または断面図が描かれており、豊富なカラー図版と対応して解説している点が特徴的。《グエイ邸》や《カザ・ミラ》をはじめ、世界遺産「アントニ・ガウディの作品群」に登録されている7件すべてが掲載されており、バルセロナへ旅行する際のハンドブックとしても役立つ一冊です。
2026年はアントニ・ガウディ没後100年にあたり、26年1月からは東京・寺田倉庫 G1ビルを皮切りに「ガウディ没後100年公式事業 NAKED meets ガウディ展」が日本巡回をスタート。また、《サグラダ・ファミリア贖罪聖堂》のメインタワー「イエス・キリストの塔」も、26年中の完成が見込まれており、こちらも節目となっています。
(資料ID:9110509688)
※建築作品名は、書籍内の表記に倣い、カタルーニャ語の読み方に基づく。
2 『安野光雅作品集』 【書籍】
(安野光雅/画、大矢鞆音/監修、津和野町立安野光雅美術館/編、東京美術、2023.12初版第2刷)

2つ目は、代表作『旅の絵本』シリーズや、『ふしぎなえ』『ABCの本』で親しまれている、島根県津和野町出身の画家・安野光雅の作品集。本書は、安野の50年以上にわたって制作された膨大な作品の中から、主要作品を130点以上ピックアップし、全3章で画歴をたどったものです。子どもの頃の遊び心を反映したようなちょっと不思議で空想が渦巻く作品や、見る人の想像力を掻き立てる風景画、手法や画材にこだわり、徹底的に時代背景を理解して作成された「ものがたり絵」、科学や数学について絵本を通して技巧的に語ったもの、デザイン性に富んだものなど。安野の画家としての幅の広さと深い知識、また、想像力・発想力の面白さが詰まった作品を、絵画の側面から概観することができる一冊です。
2026年は、安野の生誕100周年にあたる年。津和野町立安野光雅美術館や、東京都立川市のPLAY! MUSEUMでは、生誕100周年を記念した展示やイベントが開催されるほか、福音館書店からは、生誕100周年を記念して2025年末に新刊の絵本が2冊刊行されており、安野作品の楽しみが満載の充実した1年になりそうです。
(資料ID:9110624840)
3 『ジャズ・スタンダード 聴いて弾いて愉しむ252曲』 【書籍】
(テッド・ジョイア/著、鈴木潤/訳、みすず書房、2021.10)

3つ目は、ピアニストや音楽史家としても活躍するジャズ批評家・テッド・ジョイアが著した、ジャズ・スタンダードの解説本。「ジャズ・スタンダード」とは、多くのジャズの演奏者によってカバーされてきた名曲や定番曲のことを指します。本書は、テッドの研究成果から、「ジャズを演奏する上で習得しておくべき主要な曲」という視点で、ジャズのレパートリーをまとめて概観できるようにしたもの。楽曲の出自や背景、各曲の進化の歴史を重視した解説が特徴的で、音楽に対するアンテナや視点を広げてくれる一冊です。
2026年は、トランペット奏者のマイルス・デイヴィス、サクソフォーン奏者のジョン・コルトレーンといったジャズの巨匠2人が揃って生誕100周年を迎えるビッグ・イヤー。『So What』『Milestones』『Giant Steps』といったそれぞれの代表的な曲についても、「ジャズ・スタンダード」の1曲として本書で取り上げられています。また、本書は、日本語版を刊行するにあたり、各曲解説文の最後にオススメの音源が収録されたレコードやCDのリストが追加されています。本書を片手に数々の名演奏を聴き返してみてはいかがでしょうか。
(資料ID:9110608200)
私がオススメ!
愛知芸術文化センター管理課
アートライブラリー担当
三上 昂良
アートライブラリーより特別整理休館のお知らせ
アートライブラリーは、館内図書整理等のため、2026年3月12日(木)〜31日(火)まで休館します。

アートライブラリー
場所/愛知芸術文化センター1階
時間/10:00〜19:00※土・日・祝〜18:00
休館日/毎週月曜日、毎月第3火曜日(祝日または振替休日の場合は開館、その翌平日に休館)
年末年始(12月28日から翌年1月3日まで)
整理期間(年間15日以内 ※例年3月)
撮影/千葉亜津子(施設)
編集/村瀬実希(MAISONETTE Inc.)
※ 掲載内容は2026年3月19日(木)現在のものです。











