2025/09/09

愛知県芸術劇場へ行こう! はじめての人にオススメのプログラム【9〜3月】2025年度下半期 自主事業ラインナップ

地下鉄東山線・名城線「栄」駅から徒歩で約3分とアクセス抜群。愛知芸術文化センター内の愛知県芸術劇場では、2025年度下半期もダンス、音楽、演劇など多彩なジャンルの公演が目白押しです。劇場は今まで知らなかった世界への入り口。生の舞台ならではの出会いをお届けします。「ちょっと特別な時間を過ごしたい」「新しい体験をしてみたい」――そんな気持ちが芽生えたら、ぜひ足を運んでみてください。『AACタイム』がコンシェルジュとなって、はじめての人でも楽しめるプログラムをご案内!

また、芸術の秋には、愛知芸術文化センターを会場の一つとして、国内外のアーティストが集う国際芸術祭「あいち2025」(9月13日〜11月30日)も開催されます。街全体がアートで彩られるこの季節、劇場にもお越しください。

 

- 目次 -

9月|岡田利規と実力派のダンサー・俳優・音楽家が挑む、身体と言葉で描く新感覚の舞台芸術。ダンス作品兼演劇作品『ダンスの審査員のダンス』

© Yusei Fukuyama


現代演劇の第一線で活躍する岡田利規が、ダンスと演劇の境界を軽やかに越えた新作『ダンスの審査員のダンス』を発表します。出演は愛知県芸術劇場ダンスアーティストの酒井はな、島地保武、そして中村恩恵、入手杏奈といった実力派ダンサーに、俳優の矢澤誠、気鋭の音楽家の小林うてなが加わります。舞台はダンスコンクールの審査室。審査という行為を手掛かりに、身体とその評価、所有という概念にまで思考を広げ、観客に新たな視点の転換を促します。本作は愛知県芸術劇場芸術監督の唐津絵理が統括プロデューサーを務め、当劇場と舞台芸術祭「秋の隕石」により共同製作。2025年9月に愛知で初演を経て、東京、高知・長野(上田)・福岡(北九州)へと続きます。ジャンルを越えた創造の最前線を、どうぞお見逃しなく。

 

(上左より)
作・演出/岡田利規(© Kikuko Usuyama)
出演/酒井はな、島地保武、中村恩恵、入手杏奈、矢澤誠(写真はすべて © Yusei Fukuyama)、小林うてな
統括プロデューサー/唐津絵理(愛知県芸術劇場芸術監督)(© Tatsuo Nambu)

 

ダンス作品兼演劇作品『ダンスの審査員のダンス』
開催日時/2025年9月19日(金)19:00〜、20日(土)・21日(日)各日14:00〜
場所/愛知県芸術劇場小ホール(愛知芸術文化センター地下1階)
チケット/愛知公演 発売中

詳しくはこちら

 

\こんな人にオススメ/

  • ダンスも演劇もジャンルを越えて、どちらも一度に楽しみたい方
  • 芸術の秋に、質の高い作品で感性を磨きたい方
  • 愛知初演!ここから全国へ羽ばたく注目作を観たい方

 

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9月|英国名門バレエ団出身の振付家が地元ダンサーとともに描く、古典バレエの傑作『眠れる森の美女』

 

華やかな舞台美術と壮麗な音楽で世代を越えて観客を魅了し続ける『眠れる森の美女』が、中部バレエフェスティバルに登場します。振付を手掛けるのは、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団(英国)のソリストとして活躍した山本康介。エネルギッシュで豊富なアイデアを活かしながら、オーディションで選ばれたダンサーたちと舞台を創り上げます。

 

 

会場は、中部地区最大級の愛知県芸術劇場大ホール。日本初の多面舞台や馬蹄型の3層バルコニー席を備え、大規模なバレエやオペラの上演に最適な空間です。地域の才能と国際的な感性が融合するプログラムを、ぜひご堪能ください。

 

第46回中部バレエフェスティバル『眠れる森の美女』
(全3幕プロローグ付き)

開催日時/2025年10月5日(日)16:30〜
場所/愛知県芸術劇場大ホール(愛知芸術文化センター2階)
チケット/発売中 ※残席僅少
詳しくはこちら

 

\こんな人にオススメ/

  • 世界的に知られる山本康介振付の舞台を一度観てみたい方
  • 中部各地のバレエ団から集結した地元のダンサーを応援したい方
  • 誰もが知っているストーリーとともに、バレエへの第一歩を踏み出したい方

 

10月|“楽器の王様”パイプオルガンの魅力を1時間・全席1,000円で満喫!名曲に浸る、贅沢なひととき

 

オルガン・アワー」は愛知県芸術劇場が誇る、国内最大級のパイプオルガンによる豊かな音色を楽しめるコンサートです。2021年度にスタートした本シリーズは、パイプオルガン初級者から中級者へのステップアップにもつながり、「選曲が工夫され聴きやすい」「迫力のある生演奏に大満足」と好評を集めてきました。

 

© 山田毅

 

演奏は、愛知県出身で2024年に松本市音楽文化ホールのホールオルガニストに就任した山田由希子。数々の国際的なコンクールで入賞を果たし、ヨーロッパやアジアの15か国以上での演奏経験を持つ実力派です。全席1,000円で、1・2階は指定席(前売のみ)、3階は自由席(当日のみ・先着500名)という気軽さもポイント。日常から離れ、心を癒す音楽と大音響に包まれる至福の時間をどうぞ。「聴きに行きたいけれど、劇場は初めてで…」という方は、「劇場マナーブック」をチェックしておでかけください。

 

オルガン・アワー ~音のシャワーで心リフレッシュ~
開催日時/2025年10月30日(木)15:00〜/19:30〜
場所/愛知県芸術劇場コンサートホール(愛知芸術文化センター4階)
チケット/発売中
詳しくはこちら

 

\こんな人にオススメ/

  • 名曲をぎゅっと60分で味わいたい方
  • 10月30日は愛知芸術文化センターの誕生日!クラシックコンサートを楽しみたい方
  • 初級から一歩進んだ音楽体験を求める方

 

10-11月|国際芸術祭「あいち2025」とあわせて訪れたい「パフォーミングアーツ・セレクション2025 Festival Edition」

三東瑠璃(愛知県芸術劇場ダンスアーティスト)『満ちる』
© HATORI Naoshi

 

愛知県芸術劇場芸術監督であり、横浜のダンスハウスDance Base Yokohama(DaBY)アーティスティックディレクターの唐津絵理によるディレクションのもと、DaBYと共同製作した作品群を上演。期間中は当劇場とメニコン シアターAoiの複数会場を舞台に、フェスティバル形式により、4つの会場で6作品をご覧いただけます。出演は、見えない風、匂い、肌に触れるそうした感覚を大切にし、見えないものを見ようとする試みに挑戦する三東瑠璃(愛知県芸術劇場ダンスアーティスト)や、これまでにバットシェバ・アンサンブルやダンスカンパニーL-E-Vに所属した経歴をもつ柿崎麻莉子などのアーティストが参加。国際芸術祭「あいち2025」の開催期間中に、各会場を周遊して全プログラムを鑑賞できるのも魅力。国内外で活躍するアーティストによる身体表現が凝縮された、秋の特別な4日間です。

 

(上左より)阿目虎南(© Mai Taniguchi)、岩渕貞太(© 野村佐紀子)、小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク(© Dan Bellman)、柿崎麻莉子(© yurie nagashima)、高橋萌登、三東瑠璃(© HATORI Naoshi)

 

本フェスティバルでは、文化庁の基盤強化基金を活用して2024年に始動した愛知県芸術劇場の「“Constellation”~世界をつなげる愛知県芸術劇場ダンスプロジェクト~」とDaBYの「世界に羽ばたく次世代クリエイターのための Dance Base Yokohama 国際ダンスプロジェクト“Wings”」プロジェクトで本年創作される作品をラインナップします。

 

愛知県芸術劇場×Dance Base Yokohama
パフォーミングアーツ・セレクション2025
Festival Edition

開催期間/2025年10月30日(木)~11月2日(日)
場所/愛知県芸術劇場小ホール・大リハーサル室・中リハーサル室、メニコン シアターAoi
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\こんな人にオススメ/

  • 先端を行く舞台芸術やダンスに出逢いたい方
  • フェス感覚でさまざまな会場や作品に触れたい方
  • 国際芸術祭「あいち2025」と一緒に満喫したい方

 

11月|ハイパー箏(こと)×朗読!愛知県出身の八木美知依と竹下景子が織りなす「音と声」の舞台

 

ハイパー箏奏者の八木美知依が切り拓く、箏の新しい世界。第1部では、自身の作詞・作曲による作品を演奏し、歌い、エレクトロニクスも用いて独自の音楽を展開します。第2部では特別ゲストに俳優・竹下景子を迎え、川端康成『掌の小説』より「化粧」「かけす」「夏の靴」を題材に、朗読と音楽が融合。音と言葉が響き合う舞台で、文化の日ならではの体験を!

 

八木美知依 箏の世界 音と声
開催日時/2025年11月3日(月・祝)15:00〜
場所/愛知県芸術劇場小ホール
チケット/発売中
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\こんな人にオススメ/

  • 愛知県出身で国際的に活躍する二人の共演を観たい方
  • 世界に通じる箏の新しい魅力に触れたい方
  • 川端康成の文学を現代的なスタイルで味わいたい方

 

11月|世界の名門バレエ団から旬のダンサーが勢ぞろい!才能と美しさが競演する華麗なステージ

 

2021年の復活以来、3回目の開催となる今回の「バレエの美神」は、SNSで注目を集めるエリザヴェータ・ココレワが日本初上陸し、その圧巻のテクニックに期待が高まります。さらに、世界的に人気を誇るマリア・ホーレワ、新時代のマリインスキーの女王マリア・イリューシキナなど、成長著しい注目株が多数出演。
バレエの殿堂ボリショイ・バレエからはトップダンサーのアリョーナ・コワリョーワが再来日し、ベルリン国立バレエのプリンシパルで、昨年は新国立劇場バレエでゲスト出演も果たした佐々晴香が初登場。しなやかさと力強さを併せ持つダヴィッド・ソアレスは鬼才シュプック作品に挑みます。類まれなる才能を与えられたダンサーたちの美しさが、舞台いっぱいに花開き、拍手喝采間違いなし!

 

Ballet Muses-バレエの美神 2025-
開催日時/2025年11月5日(水)19:00〜
場所/愛知県芸術劇場大ホール(愛知芸術文化センター2階)
チケット/発売中

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\こんな人にオススメ/

  • 名だたるバレエ団のトップダンサーや人気のダンサーを一度に観たい方
  • 一流のバレエに触れたい方
  • 非日常の美しすぎる世界に浸りたい方

 

11月|薩摩琵琶とフルートが誘う音の冒険へ。名古屋発、伝統と現代が交わるコンサート

 

名古屋を拠点に活動する作曲家・伊藤美由紀による現代音楽プロジェクト「ニンフェアール」。2005年の結成以来、愛知県にゆかりのある作曲家や演奏家を国内外から招聘し、挑戦的な企画を重ねてきました。今回は、日本の伝統楽器・薩摩琵琶に焦点をあて、フルートとの珍しい編成による舞台を展開。古典と現代作品によるユニークな音響空間に加え、名古屋を拠点とする3名の作曲家による新曲初演も聴きどころです。

 

ニンフェアール第21回公演
「枯淡の美」~薩摩琵琶とフルートによる

開催日時/2025年11月16日(日)13:45〜
場所/愛知県芸術劇場中リハーサル室
チケット/発売中
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\こんな人にオススメ/

  • 古典と現代、新しい音楽の扉を開いてみたい方
  • 珍しい楽器の響きを体験してみたい方
  • 名古屋発の音楽プロジェクトに触れてみたい方

 

11月|巨匠・大植英次がタクトを振る、東海地方唯一の公立芸術大学オーケストラ定期演奏会

 

1990年4月に創立し、東海地方に根ざし活動する、愛知県立芸術大学管弦楽団が毎年11月に開催。指揮は、バルセロナ交響楽団音楽監督を務めた実績を持ち、現在は大阪フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー名誉指揮者の大植英次です。世界の名だたるオーケストラとも共演を重ねてきたエネルギッシュな指揮、大学生・大学院生の若々しいサウンドと本格的な演奏に乞うご期待。

 

指揮/大植英次(© 飯島隆)

 

 

愛知県立芸術大学管弦楽団 第36回定期演奏会
開催日時/2025年11月22日(土)15:00〜
場所/愛知県芸術劇場コンサートホール(愛知芸術文化センター4階)

チケット/発売中

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\こんな人にオススメ/

  • 世界的指揮者・大植英次の音楽を聴いてみたい方
  • ここから未来のスターが! 若き演奏家の推しを見つけたい方
  • 東海地域ならではの大学生らの演奏を味わいたい方

 

11月|世界を魅了する若き精鋭が集結!NDT 2が贈る、唯一無二のコンテンポラリーダンス3作品

Folkå by Marcos Morau © Rahi Rezvani

 

革新的なダンス表現で世界を牽引する、オランダのネザーランド・ダンス・シアター(NDT)。2024年のNDT 1招聘に続き、この秋はNDT 2が約20年ぶりに来日します。類まれな身体性を持つ選りすぐりのダンサーたちが、舞台芸術の最前線を切り拓く気鋭の振付家とともに創り上げた3作品の未知なる出会いがここに。マルコス・モラウは視覚を圧倒するエネルギッシュなアプローチを、ボティス・セヴァはヒップホップのダイナミズムを演劇的に昇華、そして日本でも人気の高いアレクサンダー・エクマンはユニークかつ洗練された構成で観客を巻き込みます。愛知県芸術劇場とDance Base Yokohamaのキュレーションによる本公演。現代社会を映し出す強いコンセプトと、それを鮮やかに体現するダンサーならではの、多様な身体言語と独創的な世界観をぜひ体感してください。

 

ネザーランド‧ダンス‧シアター (NDT 2)
来日公演2025
開催日時/2025年11月24日(月・休)16:00〜
場所/愛知県芸術劇場大ホール(愛知芸術文化センター2階)
チケット/発売中

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\こんな人にオススメ/

  • 世界最高峰の若手ダンサーの極限まで鍛え抜かれた身体、高い表現力を観たい方
  • 国際的な舞台芸術の最前線に触れたい方
  • 刺激的で革新的なコンテンポラリーダンス作品に触れたい方

 

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12月|400年前の音楽と現代が出会う。ルネサンス・ハープ「アルパ・ドッピア」が描く音の旅

 

音楽を通して「新しい領域」と出会い、境界線を広げる機会となることを目指したレクチャー&コンサートシリーズ。第13回目となる今回は、ドイツからM.エアハルトを迎え、16世紀末~18世紀末に活躍したイタリア生まれの歴史的ハープ「アルパ・ドッピア」を紹介します。400年前の古楽と、それに現代の作曲家が挑んだ新作を対比することで、楽器の魅力とともに音楽の進化と多様性が浮かび上がります。

 

Crossboundary XIII ~ルネサンス・ハープの革命「DIMINUTIONS」
開催日時/2025年12月6日(土)14:30〜
場所/愛知県芸術劇場小ホール
チケット/発売中
詳しくはこちら

 

\こんな人にオススメ/

  • 楽器の音がダイレクトに届く!距離感の近い室内楽の魅力を発見したい方
  • 「アルパ・ドッピア」って何だろう?普段あまり出会えない音楽に興味がある方
  • レクチャー付きコンサートで学びながら楽しみたい方

 

12月|戯曲の面白さを味わい尽くす!村社祐太朗のAAF戯曲賞受賞作『とりで』を2つの演出で連続上演

(左より)村社祐太朗、澄井葵、羽鳥嘉郎 © Satoshi Nishizawa

 

上演を前提にしたAAF戯曲賞の受賞作品を舞台化。村社祐太朗が描く戯曲『とりで』は、「陸の孤島」と呼ばれる住宅地の空気と、そこに暮らす人々の孤独、家族の日常の会話が綴られています。本公演では、この戯曲を2人の演出家、澄井葵と羽鳥嘉郎がそれぞれ異なる視点から演出。戯曲がどのような舞台になるのかだけでなく、同じ作品から生まれる異なる表現を味わえます。そして、建築家の中山英之がデザインする舞台美術により、客席空間では普段とは違った感覚がもたらされます。ぜひ劇場で体験してください。

 

第22回AAF戯曲賞受賞記念公演『とりで』
開催日/2025年12月19日(金)・20日(土)・21日(日)
場所/愛知県芸術劇場小ホール(愛知芸術文化センター地下1階)

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\こんな人にオススメ/

  • 愛知発の舞台芸術、戯曲や演劇の可能性を探求してみたい方
  • 読み物が好きな方。戯曲『とりで』を読んでからぜひ劇場へ
  • 一つの戯曲を、W演出による異なる舞台で観比べたい方
  • 新進気鋭の劇作家や演出家の作品を観たい方。村社祐太朗がリクエストした羽鳥嘉郎の演出にも注目を
  • 日常を切り取った会話劇に興味がある方

 

12月|聖なる夜を彩る華やかな音色★ パイプオルガンのソロとアンサンブルでお届けするクリスマスコンサート

※「クリスマスはオルガンだ!2024」より

毎年12月恒例の「クリスマスはオルガンだ!」は、愛知県芸術劇場のオルガン公演のなかでも特に人気の高いシリーズです。今年は、東京芸術劇場のオルガニストとして約30年活躍し、現在は同劇場オルガン・アドバイザーを務める小林英之が出演。オルガン本来の魅力が伝わる音楽を紹介しながら、コラールや聖歌などでクリスマスの厳かな雰囲気を演出します。これまでにもパイプオルガンとさまざまな楽器との共演で注目を集めてきましたが、今年はパイプオルガンのアンサンブルが聴けるチャンス。ホワイエもクリスマスムード一色に装飾し、みなさまをお迎えします。大切な人と過ごす時間や、自分へのご褒美にふさわしいクリスマスの夜をお楽しみください。

 

クリスマスはオルガンだ!2025
開催日時/2025年12月24日(水)19:00〜・25日(木)15:00〜
場所/愛知県芸術劇場コンサートホール(愛知芸術文化センター4階)

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\こんな人にオススメ/

  • まさに音楽のギフト!天から降りそそぐような荘厳な響きを楽しみたい方
  • 連弾によるパイプオルガン二重奏を聴いてみたい方
  • 家族や恋人、友人と、クリスマスにぴったりなおでかけをしたい方
  • 熟練アーティストが奏でるパイプオルガンの魅力をじっくり味わいたい方
  • 季節感あふれるコンサートで、心温まるひとときを過ごしたい方

 

2月|踊るか、叫ぶか、あなたはどっち派? 幻想と現実に生きた二人の女性が交錯する、イタリア近代オペラの名作2本立て

日本で最も歴史あるオペラ団体の藤原歌劇団が、愛知でイタリア近代オペラの傑作2作品をダブル・ビルで上演します。プッチーニが初めて作曲したオペラとして知られ、1986年に藤原歌劇団が日本初演した『妖精ヴィッリ』は、幻想的な物語と抒情的な旋律が魅力。一方、マスカーニの『カヴァレリア・ルスティカーナ』は、庶民の日常に起こる愛憎劇を描いたヴェリズモ・オペラの代表作です。二人の女性の心が同じ痛みで結びつく世界を、指揮・柴田真郁の情感あふれる音楽と、演出・岩田達宗による力強い演出で描き出します。伊藤晴(三重県出身)と桜井万祐子(愛知県出身)、笛田博昭(名古屋芸術大学出身)らによる、幻想と現実を行き来するような舞台は、重くエグく美しい人間の本性に迫ります。

 

(左より)伊藤晴、桜井万祐子、笛田博昭

 

藤原歌劇団公演 プッチーニ作曲 『妖精ヴィッリ』(オペラ全2幕)
マスカーニ作曲『カヴァレリア・ルスティカーナ』(オペラ全1幕)
<字幕付き言語上演>・ニュープロダクション
開催日時/2026年2月7日(土)14:00〜 ※13:30から作品解説をいたします。
場所/愛知県芸術劇場大ホール(愛知芸術文化センター2階)
指揮/柴田真郁 演出/岩田達宗
チケット/発売中

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\こんな人にオススメ/

  • 1934年創立。日本のオペラ界を牽引してきた藤原歌劇団に興味がある方
  • オペラ初心者でも親しみやすい名作で、新しい扉を開きたい方
  • 幻想的な舞台とリアルな人間ドラマの両方を味わいたい方
  • 生の歌声とオーケストラ音楽、ドラマチックな物語に浸りたい方
  • 本格的なオペラ上演に適した愛知県芸術劇場の魅力を体感したい方

 

3月|5台のピアノが響き合う圧巻のステージ!豪華ピアニスト陣が織りなす音の大共演

 

スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ヤマハ――世界を代表する3ブランドのフル・コンサート・グランドピアノ計5台がステージに並ぶ、夢の共演が実現。中川賢一、デュエットゥ かなえ&ゆかり、田村緑、白石光隆という実力派ピアニストたちが集結し、フル・オーケストラをも凌駕する迫力の轟音と、美しく繊細な音色を奏でます。スタインウェイ(アメリカ製)は明るく華やかな音色、ベーゼンドルファー(オーストリア製)は高貴で深みのある音色、ヤマハ(日本製)はバランスの取れた伸びのある音色。ドビュッシー(加藤昌則 編):月の光(5台ピアノver.)やホルスト(駒井一輝 編):木星がどのように聴こえてくるのか。愛知県芸術劇場でしか味わえない、珠玉のピアノアンサンブルをご堪能ください。

 

(左より)中川賢一(© Shuhei NEZU)、デュエットゥ かなえ&ゆかり、
田村緑(© Shigeto Imura)、白石光隆(© Shouhei Yokoyama)

 

ピアノ・ツィルクス~5台ピアノの世界 in 愛知県芸術劇場
開催日時/2026年3月7日(土)15:00〜
場所/愛知県芸術劇場コンサートホール(愛知芸術文化センター4階)
チケット/一般発売 2025年10月10日(金)10:00〜

詳しくはこちら

 

\こんな人にオススメ/

  • コンサートホールでピアノの美しい響きを浴びるように味わいたい方
  • 一流のピアニストによる共演を体験したい方
  • クラシック初心者でも楽しめる華やかな公演を探している方
  • オーケストラに負けない迫力あるピアノ演奏を聴きたい方
  • 珍しい5台ピアノのステージを生で一度見てみたい方

 

3月|音楽とダンスが紡ぐ新たな世界。国際的に活躍する愛知県出身の加藤訓子&中村恩恵が、20世紀を代表する偉大な作曲家ヤニス・クセナキスの傑作「PSAPPHA(プサッファ)」に挑む

(左より)中村恩恵(© Naoshi HATORI)、加藤訓子(© Michiyuki Ohba

 

愛知県出身の加藤訓子(パーカッション)と中村恩恵(ダンス)が、現代音楽の作曲家ヤニス・クセナキスの初期打楽器ソロ作品「PSAPPHA(プサッファ)」に挑みます。古代ギリシャ、幻の女流詩人サッフォーの視点で描く、ミュージックシアター作品として、二人の女性アーティストが創り上げる革新的なアートが、新たな形でサッフォーの世界を現代に蘇らせます。

 

META XENAKIS - PSAPPHA
加藤訓子(パーカッション)×中村恩恵(ダンス)
開催日/2026年3月25日(水)
場所/愛知県芸術劇場小ホール(愛知芸術文化センター地下1階)

詳しくはこちら

 

\こんな人にオススメ/

  • ダンス好き、音楽好きで、両分野を横断してみたい方
  • 現代音楽や舞台芸術の新しい表現を体験したい方
  • 詩的でドラマチックな劇場空間に浸りたい方
  • 愛知出身の国際的アーティスト・加藤訓子の活躍を応援したい方
  • ダンスの審査員のダンス』で中村恩恵を観て、他の公演にも興味がある方

 

 

取材・文/村瀬実希(MAISONETTE Inc.)
※ 掲載内容は2025年9月8日(月)現在のものです。

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