2024/11/12
相国寺展をテーマにセレクトした心がほっこりする和もの4選
愛知県美術館 ミュージアムショップ
愛知県美術館では、歴史や日本画好き必見の企画展「相国寺承天閣美術館開館40周年記念 相国寺展―金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」が2024年11月27日(水)まで開催中。愛知県美術館の10階ロビーにあるミュージアムショップでは、企画展に合わせてセレクトしたグッズにも注目なんです。日本文化を代表する貴重な文化財を鑑賞できる本展にちなんで、今回は和の小物や雑貨を中心にご紹介。ぬくもりを感じるアイテムは、暮れゆく秋の気分にもぴったりです。
「こんなの初めて見た!」「新しい名古屋名物と出会える」と好評のミュージアムショップでお気に入りを見つけ、何気ない日常にアートで彩りを添えましょう。ちょっとした手土産やプレゼントを選びたいときに、展覧会をご覧にならない方もお気軽にご利用ください。
企画展「相国寺展」と合わせてチェックしたいアイテム
- 目次 -
1 妙香園 ほうじ茶パック
名古屋の老舗お茶専門店「妙香園」の“名古屋ほうじ茶 鸞(らん)”(162円)。一煎用パックなので、ご自宅用はもちろん、手軽なお土産やオフィス常備用としても重宝します。日本茶AWARD2021 審査員奨励賞を受賞した、上品な最高級ほうじ茶としてメディアでも紹介多数。スタンダードな味わいがお好みの方には、ほうじ茶ティーパック10袋入り(432円)がオススメです。ミュージアムショップではこの2種類のみの扱いとなりますが、愛知県美術館の最寄り駅「栄」駅直結のサカエチカ店では贈答品や季節商品なども販売しています。
2 木工家具工房ムクリ ブローチ
埼玉県川島町にある「木工家具工房ムクリ」は家具の製作もするだけあって、ブローチといえど丈夫なつくりが魅力です。「アブソリュート・チェアーズ展」(〜2024年9月23日)では、椅子のブローチが好評につき入荷するたび即完売。現在会期中の「相国寺展」では鳥をモチーフにした作品が多いことから、千鳥のブローチ(1,100円)とハトのブローチ(1,300円)が仲間入りしました。実は、東海エリアで実物を見られるのはここだけ。どれもハンドメイドの一点もので、木の組み合わせもさまざまです。一つひとつ手に取って、優しい風合いに触れてみてください。
3 WAFUKA ヒノキキーリング
鍵をなくしがちな方に朗報。「WAFUKA」のメイドインジャパンのキーリング(990円)はヒノキのマグネットを玄関や冷蔵庫に貼るだけで、収納場所にすることができます。定位置が決まれば毎回もとに戻すだけ。犬・猫・鳥の動物シリーズがセレクトされているので、家族で一人ひとり異なるモチーフを選び、横一列に並べると賑やかに。忙しい日々でも、木のぬくもりと可愛い相棒たちが心を癒してくれます。
4 寺井奈緒美(habotan) 短歌キーホルダー&書籍
愛知育ち、東京在住の歌人・寺井奈緒美(habotan)さんによる初の短歌&エッセイ集『生活フォーエバー』(1,980円)は、名古屋の出版レーベル「ELVIS PRESS」から刊行され、2024年9月に重版4刷、5000部となった話題の商品です。21年の秋からおよそ1年の間に書かれたエッセイ80篇と短歌160首を収録し、想像力とユーモアに富んだ著者の日常が垣間見えるもの。最初から順にページを追って読まなくても、パラパラとめくって、気になるところだけ拾い読みするのも面白いです。短歌の一部をアクリルキーホルダー(1,000円)仕立てに。数ある中からお気に入りを見つけ、身につけてみてはいかがでしょうか。
愛知県美術館の10階ロビーのミュージアムショップと「相国寺展」の特設ショップは、チケットの有無に限らずどなたでもご利用いただけます。特設ショップでは、本展のコラボグッズや図録などの多彩なラインナップが揃います。作品鑑賞後の余韻に浸りながら、ゆっくりとお買い物のひとときをお過ごしください。
愛知県美術館「相国寺展」の見どころは?
雪舟から応挙、若冲へ
受け継がれる名品——そこに物語があった
相国寺(しょうこくじ)は、室町幕府3代将軍・足利義満(あしかがよしみつ 1358〜1408)が永徳2年(1382)に発願(ほつがん)し、京五山禅林の最大門派であった夢窓派の祖・夢窓疎石(むそうそせき 1275〜1351)を勧請開山(かんじょうかいざん)に迎え、高弟の春屋妙葩(しゅんおくみょうは 1311〜1388)を実質開山とし創建された禅宗の古刹(こさつ)です。今も京都の地、御所の北側にその大寺の姿を誇り、金閣寺、銀閣寺の通称で名高い鹿苑寺(ろくおんじ)、慈照寺を擁する臨済宗相国寺派の大本山です。
時代を通じ、相国寺は芸術家を育て、名作の誕生を導いてきました。室町幕府の御用絵師とされる相国寺の画僧・如拙(じょせつ)と周文(しゅうぶん)。室町水墨画の巨匠と称される雪舟(せっしゅう)。江戸時代に流派の地位を確立した狩野探幽(かのうたんゆう)。そして奇想の画家・伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)、原在中(はらざいちゅう)、そして円山応挙(まるやまおうきょ)...。中世に規範を得た相国寺文化圏の美の営みは、近世、近代、現代へと時をつなぎ、相国寺、鹿苑寺、慈照寺が所有する美術品は相国寺境内にある承天閣美術館(じょうてんかくびじゅつかん)で公開されてきました。
本展覧会は、相国寺承天閣美術館開館40周年を機に開催するものです。国宝、重要文化財あわせて45件以上を含む相国寺派の名品を中心に紹介し、相国寺の美の世界をみつめ、未来へ託します。
愛知県美術館
2024年10月11日(金)〜11月27日(水)
相国寺承天閣美術館開館40周年記念
相国寺展―金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史
場所/愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
時間/10:00~18:00
※金曜~20:00(入館は閉館の各30分前まで)
休館日/毎週月曜日(10月14日[月・祝]、11月4日[月・休]、11月25日[月]は開館)、10月15日(火)、11月5日(火)
料金/ 一般1,800(1,600)円、高校・大学生1,000(800)円、中学生以下無料
※( )は前売券および20名以上の団体料金